近年、需要が増しているライターという職業。在宅でできる範囲が多く、視覚障害者でライターとして活躍する方もいらっしゃいます。
しかし、ライターの仕事内容やどのような人が活躍しているのか知らない人もいるはず。そこで、この記事ではライターとして活躍している視覚障害者を紹介し、ライターになるための最初のステップを解説します。
視覚障害者が在宅でできる仕事について興味がある方は、以下の記事も参考にしてください。
参考:視覚障害者が在宅でできる仕事は?求人の探し方も紹介 | Spotlite(内部リンク)
ライターの仕事とは?
ライターの仕事とは、主に雑誌やウェブサイトなどの媒体に掲載される記事を書く仕事です。その内容は多岐に渡ります。雑誌や書籍であれば、識者や施設などに取材を行い、規定の文字数で読者が楽しめるようなコンテンツを作ります。キャリアを積めば、自身の経験やノウハウを伝えるコラムのような記事を書くこともあるでしょう。
ウェブサイトであれば、識者や施設など取材して、読者に情報を届けるような記事、または検索結果の上位を目指して情報をまとめるSEO記事などを書きます。
また、音源を文字に起こして整える文字起こしなどの仕事もあります。いずれもスキルと実績を積めば、フリーランスとして独立することも可能です。
視覚障害者がライターとして活動するための方法とは?
ライターの仕事は、主にパソコンを使用します。視覚障害者がパソコンを利用するためには、スクリーンリーダーや読み上げソフト、文字の大きいキーボードなどのテクノロジーを積極的に活用します。
参考:視覚障害者のパソコンの使い方とは。関連機器も紹介 | Spotlite(内部リンク)
ライターとして活躍している視覚障害者
既にライター業で活躍している視覚障害者を紹介します。Spotliteで記事を執筆している視覚障害者もいます。
- 福島憲太さん
「金子あつし」の名義でライターとして活動しつつ、出版社勤務を経て、読書日和という出版社の代表を務めています。詳しくは下記の記事をお読みください。
参考:「誰もやっていないからこそ、たとえスピードが遅くてもやる価値はあるのかな」視覚障害者が立ち上げた出版社・読書日和 代表 福島憲太さん | Spotlite(内部リンク) - 雁屋優さん
Spotliteでもいくつかのコラムや取材記事を書いています。その他、科学や医療に関する理系記事も執筆しています。
参考:弱視と発達障害が相互作用して、顔や表情がわからない。複数の困難さが重なるインターセクショナリティとは | Spotlite(内部リンク) - 小林直美さん
「ブラインドライターズ」という音声データを文字起こしする専門チームに所属しています。在宅で仕事を行い、自分の裁量でライターの仕事をしています。詳しくは下記の記事をお読みください。
参考:「ライブに行きたいという気持ちが色んな葛藤を超えました」小林直美さん | Spotlite(内部リンク)
ライターを目指す視覚障害者の最初の一歩とは
ライターを目指す視覚障害者におすすめの一歩は、視覚障害者でライターとして働いている人のキャリアを参考にしながら、まずライティングに取り組んでみることです。
例えば、noteなどのブログサービスで経験談や知っている情報をまとめた記事を書いたり、WordPressでブログを開設したり、クラウドソーシングに登録したりすることなどが挙げられます。
まずは、すぐに始められることに取り組んで、自身の適性を確認することがおすすめです。
最後に
ライターは、在宅でもできる部分が多い仕事なので、自分で環境を整えやすいのがメリットです。ライターの仕事をしてみたいと思った方は、ぜひ活躍している視覚障害者のライターをチェックしたり、自分で文章を書いて発信してみるなど、小さなことから始めてみるのはいかがでしょうか。視覚障害者の職業選択の1つとして、ライターという仕事が当たり前になればいいですね。
Spotliteでは、視覚障害者の外出時にガイドヘルパーを派遣する障害福祉サービス「同行援護」の事業所を運営しております。利用者、ヘルパーともに、若年層中心の活気ある事業所です。余暇活動を中心に、映画鑑賞やショッピング、スポーツ観戦など、幅広いご依頼に対応しています。お気軽にお問い合わせください。
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