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お出かけ

視覚障害者におすすめの旅行先。旅行の方法も紹介

白杖を片手に、同行援護者の肘をつかんでいる写真

視覚障害者の楽しみのひとつでもある旅行。見えない・見えにくい人が旅行を楽しむために、どのようなことを重視してプランを立てればいいのでしょうか。

この記事では視覚障害者と旅行するときのおすすめポイントを紹介します

視覚障害者の旅行のおすすめ

横断歩道を、白杖の男性と同行援護の女性が歩いている写真。

旅行先で、音声で情報を得る手段のひとつに、音声ガイドがあります。博物館や美術館、劇場などで用意されていることが多いですが、神社仏閣や水族館、動物園などでも利用できることがあります。

音声ガイドは障害の有無にかかわらず楽しめるものが多いため、晴眼者も一緒にガイドを聞きながら旅行先をめぐるのも、プランのひとつとしておすすめです。

例えば、三重県の伊勢志摩では、観光情報と伊勢市内の駅構内・その周辺に関する音声データが公開されているため、視覚障害者もスムーズに観光を楽しみやすくなっています。

次に、視覚障害者が触れて楽しむものとして、模型があります。施設によっては建物や乗り物の縮尺模型が貸し出されていることもあるので、視覚障害者でも外観や全体像を詳細に知ることができます。神社仏閣や美術館、レジャー施設などさまざまな場所で模型が貸し出されていたり、触れてもいい展示があるので、旅行先候補の施設に触れられる模型があるかどうかを事前に確認するのがおすすめです。

さらに、身体を動かして楽しめるアクティビティもおすすめです。視覚障害者の受け入れができるかを事前に確認する必要はありますが、受け入れ可能な施設であれば、川下りや陶芸などのアクティビティを楽しむことができます。

視覚障害者の男性が、ボートを漕いでいる写真。

Spotliteでは、視覚障害者の丸山真樹さんが東京旅行をしたとき、取材しました。ぜひ以下の記事を読んでみてください。

参考:視覚障害者とガイドヘルパーの濃密すぎた東京旅行記 | Spotlite(内部リンク)

また、京都市のように行政が「見なくても楽しめる」旅の冊子をまとめているケースがあります。旅行先候補の自治体のサイトを探すこともおすすめです。

参考:
見ないで楽しむ京の旅 | 京都市(外部リンク)
東京都アクセシブル・ツーリズム ポータルサイト(外部リンク)

視覚障害者の旅行先への行き方

白杖を持った女性が、スマートフォンを片手にバスの時刻表に顔を近づけている写真。

視覚障害者が旅行するときには、少人数であれば電車などの公共交通機関を利用する場合が多いようです。駅構内の誘導は駅員に依頼することも可能で、観光地では観光ボランティアを頼ることもできます。

参考:「見えないからこそ、実際に足を運んで体験したい」 視覚障害者3名が語る「私と旅行」 | Spotlite(内部リンク)

複数人で旅行する場合は車やバスの貸切なども

複数人で旅行する場合、車を利用したり、人数が多い場合はバスを貸切にすることも有効です。移動時間を短縮でき、自分たちのペースで行動できるため、移動が楽になります。

ガイドヘルパーの利用もあり

外出時にガイドヘルパーを派遣してもらえる福祉制度「同行援護」を利用して、慣れない土地での移動の支援をお願いする方法もあります。移動の支援だけではなく、観光中の様々な視覚情報を提供してもらえます。ただ、旅行先で利用するためには、現地の同行援護事業所と契約するなど、通常の利用とは異なる対応が必要になることがあります。地域によっては事業所の数が少なかったり、ガイドヘルパーと日程が合わない可能性があるため、事前に確認しましょう。

視覚障害者向けのツアーに申し込む

旅行会社は、国内、海外問わず視覚障害者を含む障害者向けにパッケージツアーを提供していることがあります。視覚障害者も楽しめるようにプランが組まれていれば、こうしたツアーに申し込むこともおすすめです。

最後に

視覚障害者は観光地の雰囲気を五感を使って楽しみます。それぞれの好みがあるため、当事者と話し合いながら旅行プランを決めることがおすすめです。

また、旅行代理店、ガイドヘルパーを活用することでスムーズに旅行を楽しむことができます。予算や一緒に旅行に行く人と相談しながら検討してみてください。


Spotliteでは、視覚障害者の外出時にガイドヘルパーを派遣する障害福祉サービス「同行援護」の事業所を運営しております。利用者、ヘルパーともに、若年層中心の活気ある事業所です。余暇活動を中心に、映画鑑賞やショッピング、スポーツ観戦など、幅広いご依頼に対応しています。お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いたライター

Spotlite編集部

Spotlite編集部は、編集長で歩行訓練士の高橋を中心に、視覚障害当事者、同行援護従業者、障害福祉やマイノリティの分野に精通しているライター・編集者などが協力して運営しています。

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