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編集部から

新しい仲間を募集します。一緒に「明日にわくわくする社会」へ【代表コラム】

みつきスタッフとサポートメンバーの集合写真。視覚障害者のサポートメンバーもいる。黄色いハッピかSTAFFと書かれた青いビブスを着ている。

いま、私たちは新しい仲間を探しています。

同行援護、システム開発、Webメディア『Spotlite』、イベント運営など、視覚障害者を取り巻く社会を少しずつ変えたいと思い、色々な取り組みを続けてきました。

しかし、まだまだできていないことがたくさんあります。「ここはこうしたい」「あれもやりたい」「これもやりたい」と、次々とやりたいことだけは無限に出てきています。もっと面白いことを仕掛けていくために、そして「明日にわくわくする社会」を実現するために、この秋から経営推進マネージャーという新しいポジションの募集を始めました。

一緒に未来をつくる仲間を募集

黄色いハッピを着たスタッフの土屋さんが笑顔でAI体験を説明している。小学生の男の子が熱心に何かを書いている。

私たちは単に人を増やしたいのではなく、一緒に未来をつくる仲間に出会いたいと思っています。

正直に申し上げて、めまぐるしい毎日で、1ヶ月前の記憶はほとんどありません(笑)。いくつものことが同時に進み、うまくいくことはごくわずか。その過程には、大小さまざまなトラブルが起きています。1ヶ月前、1週間前に話していた内容が、もう次の週には変わっていることも日常茶飯事です。

でも、そういう変化の渦中だからこそ、新しい発想が生まれたり、思いがけない出会いがあったりする楽しさもあります。

視覚障害をはじめ、マイノリティの立場である人と一緒に、社会のためになることがしたいという思いだけは、創業当初からずっと変わりません。

この半年間の【代表コラム】を振り返る

この半年を振り返ると、会社としても私自身としても、いくつもの気づきと挑戦がありました。私が書いたコラムの内容とともに少し振り返ってみたいと思います。

4月は、視覚障害のある仲間に餃子を取り分けようとして失敗した話をコラムで書きました。「相手のため」と思ってしたことが、必ずしも相手の喜びになるとは限らない。支援とは、相手の中にある答えを一緒に探すことだと気づきました。

5月は、Webメディア『Spotlite』の立ち上げ秘話です。外注した制作がうまくいかず、結局WordPressを独学で習得し、自分で立ち上げました。ゼロからでも、なんとか自分の手で形にできるという実感を得ました。

6月は「みつきランニングクラブ」でリレーマラソンに出場したエピソードです。10年前に伴走し、会社を立ち上げるきっかけとなったランナーと再会して、これまでの色々な思い出が蘇りました。

7月は、視覚障害のある子どもたちへのカブトムシ譲渡会です。虫が苦手だった子が「飼ってみたい」と笑顔を見せてくれました。見える・見えないに関わらず、子どもがわくわくしている瞬間を目の前で体感することができました。

8月は、新しいビジョン「明日にわくわくする社会」を発表しました。同行援護、システム、メディア、イベント、それぞれの取り組みを貫く一本の軸が見えてきました。どれも明日のわくわくを広げるための手段です。

そして9月は、4年越しに続けてきた「視覚障害者の住宅問題」が、全国のシンポジウムで正式に議題として取り上げられたことをご紹介しました。小さな発信を続けることで、社会が少しずつ変わっていく。その手ざわりを感じられた出来事でした。

「人」は「社会を動かす原動力」

今、日本社会に目を向けると、過去に類を見ない速度で人口が減少しています。

福祉サービスは1割負担で、さらに1ヶ月の負担上限額が設定されています。また、収入によっては無料で利用できます。しかし、ガイドヘルパーを使いたくても、人が足りないせいで希望どおりに利用できない……そんな未来が目の前まできているのではないでしょうか。

高度経済成長期には当たり前だった「モーレツ社員」という言葉。今はがむしゃらに働くことは時代錯誤になり、働き方改革やAIの普及で、時間を生み出すことができるようになってきました。

これからの社会は、「時間がほしい」「お金がほしい」と同じくらい、いや、時間やお金以上に「人がほしい」時代に近づいています。人は単なる労働力ではなく、社会を動かす原動力です。だからこそ、その力をどう最大化するかが大切です。

「マイノリティに関わるおもしろいこと」を一緒に

みつきエキスポで、撮影のためのスマートフォンの設置について笑顔で相談するみつきのスタッフ。

この課題を乗り越えるために、私たちは「経営推進マネージャー」という新しい役割を募集しています。

福祉の現場を支えるスタッフが安心して働けるように整え、利用者がもっと使いやすくなる仕組みをつくる。そして、会社全体を中長期的に育てていく。数字を扱うだけでなく、人と仕組みの両方を動かす仕事です。

私たちは、同行援護、システム、メディアといった複数の事業が同時に進んでいます。

まだ未完成な会社だからこそ、できることはたくさんあります。大企業のような安定も、充実した福利厚生もないのですが、自分の手で組織をつくり上げたい人には、きっと楽しい環境です。

私たちのビジョンは「明日にわくわくする社会」です。

もしあなたが、「マイノリティに関わるおもしろいこと」を一緒にやってみたいと思ったら、ぜひ一度話を聞かせてください。その一歩が、誰かのわくわくを作るきっかけになるかもしれません。

【求人情報】経営推進マネージャー 募集概要

イベント前に入り口で集まって打合せをするスタッフ。中央には代表の高橋さんの姿がある。

記事内写真撮影:Spotllite
編集協力:株式会社ペリュトン

この記事を書いたライター

高橋昌希

1991年香川県生まれ。広島大学教育学部卒業後、国立障害者リハビリテーションセンター学院修了。視覚障害者のための福祉施設での勤務を経て、ガイドヘルパーの仕事を行う。教員免許(小学校・特別支援学校)を保有。歩行訓練士。Spotlite発起人。

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1991年香川県生まれ。広島大学教育学部卒業後、国立障害者リハビリテーションセンター学院修了。視覚障害者のための福祉施設での勤務を経て、ガイドヘルパーの仕事を行う。教員免許(小学校・特別支援学校)を保有。歩行訓練士。Spotlite発起人。

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