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施設・サービス

東京視覚障害者生活支援センター

東京視覚障害者生活支援センターの入り口を撮影した画像。

障害者総合支援法における機能訓練と就労移行支援を実施している多機能型事業所です。

視覚に障害のある方を対象に、通所でのサービスを提供しています。

以前は、東京都から指定管理(委託)を受け運営していましたが、 2017年4月1日から民間の指定障害福祉サービス(機能訓練・就労移行支援)事業所となりました。

基本情報

施設名東京視覚障害者生活支援センター
所在地〒162-0054
東京都新宿区河田町10-10
最寄駅 都営大江戸線 若松河田駅 徒歩2分
運営団体社会福祉法人
日本盲人社会福祉施設協議会
実施業務
機能訓練・就労移行支援
電話
03-3353-1277
受付時間月~金曜 9:00~16:30

できること

機能訓練

見えない・見えにくいことで起こる日常生活上のさまざまな不便さを軽減していくためのトレーニングです。
「安全に歩けるようになりたい」「情報収集する手段を身につけたい」など、一人ひとりのご希望に合わせたトレーニングを行っています。利用される形態ですが、歩行訓練や日常生活動作訓練では、必要に応じて自宅や自宅周辺で行うこともあります。

点字訓練

点字は6つの点の組み合わせで構成された文字です。読書やメモ書きなど生活で活用するために点字の読み書きのトレーニングを行います。

パソコン訓練

画面や操作を読み上げる音声ソフトを使用します。ニュース閲覧やワープロ、ホームページ検索、読書など日常生活でパソコンを活用するためのトレーニングです。

歩行訓練

白い杖を使用して、一人で行きたい場所まで安全に移動するためのトレーニングです。目的地に合わせてバスや電車などの交通機関の利用についてもトレーニングを行います。

日常生活動作(ADL)訓練

身の回りのことから、家庭内での物の整理、調理や掃除、裁縫などの家事動作まで日常生活上でお困りごとに関するトレーニングです。

ロービジョン訓練

文字を拡大して見るための機器や、眩しさを軽減するための眼鏡などのご紹介を行っています。

その他

集団プログラムとして、ヨガなどの軽運動、施設の見学、新年会などがあります。サークル活動として、社交ダンス、華道、茶道、編みもの、折り紙、英会話などがあります。また、ボランティアによる対面朗読などもあります。

就労移行支援

一般就労を考えている方を対象に、パソコンやビジネスマナー等を身に付けていただくことを目標にしたトレーニングです。就職活動や就職後もサポートを行い、継続して働けるようにサポートしています。

就労前支援

パソコン操作
画面読み上げソフト(スクリーンリーダー)とキーボード操作などによるビジネスソフト操作技術習得をスモールステップの自主自習形式で行います。ビジネスソフト操作技術習得の成果としてパソコン検定試験を受験することができます。

施術技術向上
あんまマッサージ指圧師の免許をお持ちの方で、ヘルスキーパー等への就職をお考えの方に対しては、パソコンの技術習得だけではなく、施術協力者への臨床実習を行います。

職場生活力や日常生活力向上
歩行訓練や日常生活動作訓練、視覚補助具の紹介など、日常生活力や職場生活力向上のためのワンポイント訓練を実施します。

就活支援

求人情報
ハローワークや民間紹介会社からの求人情報を提供します。

応募書類
履歴書・職務経歴書の作成をお手伝いします。

面接試験
面接練習を行ったり、必要に応じて面接会場まで同行します。

就労後支援

働く体制サポート
通勤経路の歩行訓練や支援機器の導入などを行います。

継続サポート
メールや電話での質問に対応します。必要に応じて、会社に訪問します。

情報サポート
職場生活や日常生活に役立つ情報をWebサイトにて提供します。

その他

指定特定相談事業所

機能訓練や就労移行支援、同行援護などを利用する際に障害福祉サービス受給者証が必要になります。受給者証は自治体から交付を受けますが、その際、必要なサービス等利用計画を作成することができます。

訓練体験会

生活訓練になじみのない視覚障害の方を対象に、日常生活訓練(歩行、点字、パソコン、日常生活動作、情報機器、ロービジョンなど)をご体験頂ける会を実施します。

施設見学会

福祉事務所の方を対象に、見学会を実施致します。施設見学だけでなく、日常生活用具や音声パソコンの紹介も行います。

利用案内

機能訓練就労移行支援
対象者15歳以上で視覚障害による身体障害者手帳をお持ちの方、あるいは指定された難病の方で、障害福祉サービス受給者証の交付を受けている方 65歳未満で視覚障害による身体障害者手帳をお持ちの方、あるいは指定された難病の方で、障害福祉サービス受給者証の交付を受けている方 ※1
利用料1日約1000円 ※21日約1200円 ※2
利用期間18か月以内 ※324か月以内 ※3
利用時間平日9時~16時30分 平日9時~16時30分
定員25名15名

※1 在職者・求職者の方も受給者証が交付されていれば利用可能です。詳しくは自治体までお問い合わせください。

※2 前年度の収入に応じて、月毎の上限額が設定されています。詳しくは各自治体の窓口にお問い合わせください。

※3 お一人おひとりの状況や希望によって利用期間は異なります。

利用の流れ

1.見学の問い合わせ
  まずはお問い合わせください。見学の日程を設定いたします。

2.見学・相談
  相談担当者がお話を伺います。当センターのご説明を行い、手続きに必要な書類をお渡しします。館内や訓練の様子なども見学していただけます。

3.自治体に障害福祉サービス受給者証交付の申請
  指定特定相談支援事業者へ「サービス等利用計画」作成依頼が必要になる場合があります。

4.書類作成・準備
  必要書類は利用申請書、同意書、調査書、健康診断書、眼科診断書です。
  (見学時にお渡しします。)

5.当センターへ書類の提出

6.自治体から障害福祉サービス支給決定による受給者証の交付

7.利用決定、利用開始日の決定
  利用日や利用時間帯について、ご相談して決定します。

8.センター利用開始
  各トレーニングの担当者が、ご希望を伺った上で個別の計画を作成し、トレーニングが開始となります。

職員の内訳

機能訓練

正規職員:6人

<内訳>

看護師:1名

歩行訓練士:4人(1名は 視能訓練士 の資格有)

臨床心理士:1名(ケースワーカー兼務)

全国で唯一、視覚障害者のための福祉施設で臨床心理士が常駐しています。

就労移行支援

正規職員:4人
パート :常勤換算2人

正規職員4人のうち、3人は歩行訓練士の資格を持っています。

所長インタビュー

長岡雄一所長

ー利用者はどのようなきっかけで施設を知るのでしょうか?

機能訓練の利用者に当センターを知るきっかけを調査したところ、1番多かったのは医療機関でした。ロービジョンケアに力を入れている大きな病院の他、地域のクリニックからの紹介もあります。
2番目は福祉施設です。用具の購入や機器展などで他の施設に行った時に紹介いただくことがあります。福祉施設の中ではお互いの特徴を共有できているケースが多いので、利用者さんの状況に合わせた施設を紹介しやすいのかなと思います。3番目が自力で見つけたという人で、4番目が行政でした。自治体の窓口で紹介していただくことには難しさがあることを再確認する結果になりました。

ー広報を行う中で工夫されていることはありますか?

今まで自作していたパンフレットを、民営化してからは業者に依頼して見やすいものに変更しました。そして、施設見学会を行う際、自治体の福祉担当課に毎回お送りしています。
また、イベントなどでの後援依頼はほとんど許可して、色々なところで名前を知ってもらえるようにしています。

ー施設を運営する中で大切にしていることは何ですか?

リハ施設が視覚障害者に関する福祉の中でどういう立ち位置なのかを考えなければいけないなと思います。リハ施設は一見、花形のようで目立ちますし、中の職員は「来ればいいですよ。」と言いますが、視覚障害者にとっては本当は行きたくないところかもしれません。リハ施設に行かなくても、福祉機器や制度などで解決できるのであれば、それがいいという人もいるはずです。用具を販売する施設、図書サービスを扱う施設、同行援護などの事業所、盲老人ホームなどがある中で、リハ施設で訓練を行う意味を常に考えながら運営しています。

ー長岡所長が考えるリハ施設で訓練を行う意味は何でしょうか?

自分のできることと人に頼むことの見分けができるようになることだと思います。「一人で全部できるようになりましょう」と言うと、誰も来れなくなってしまいます。ここで提供している訓練を全てできるようになる必要はなくて、「自分がここまでできるようになればいいや」と思うところまででいいのです。それを客観的な指標で判断する必要はないと考えています。

ー利用を検討されている方に伝えたいことはありますか?

対象者の年齢は定めていますが、ここに来てくれる人であれば誰でも来てほしいです。機能訓練では、最高90歳の方がいました。
最近は、朝ぱーっと訓練を受けて、いつ来たか分からないうちに帰っていくような人が増えました。福祉施設が生活の全てでななくて、色々な予定がある中で、「ここもうまく使おう」という選択肢の1つになる。これからはそういう関わりが当たり前になってくるのかなと思います。実際に訓練を受けるかどうかはあとで決めていただければ構いませんので、もし何か気になることがあれば、お気軽にお問い合わせください。

イチ押しポイント

長岡所長に、他の施設とは一味違うイチ押しポイントを伺いました。

駅から近い

・東京23区内

・地下鉄の駅出口から徒歩2分

・建物入口まで点字ブロック完備

こんな好立地のリハ施設は他にありません。

職員が穏やかで1人1人に寄り添う支援ができる

ケースワーカーや臨床心理士に限らず、「誰にでも相談していいですよ」というスタンスなので、話しやすい人に気軽に相談できる雰囲気があります。

アクセス

都営地下鉄大江戸線をご利用の場合

若松河田駅(新宿西口駅から4分・飯田橋駅から6分)下車
河田口徒歩2分
地上に出たら左に曲がると、センターの通用門があります。

都営バスをご利用の場合

新宿駅西口から都営バスを利用
小田急ハルク前より都営バス(宿75系統)
東京女子医大前行きまたは三宅坂行き約20分
河田町下車 徒歩5分

高田馬場駅かた都バスを利用
早稲田口1番バス停より都営バス(高71系統)
九段下行き東京女子医大前経由約20分
河田町下車徒歩5分

市ヶ谷駅から都営バスを利用
2番バス停より都営バス(高71系統)
高田馬場駅前行き東京女子医大前経由20分
河田町下車徒歩5分

まとめ

「民間のリハ施設」「臨床心理士が常駐している」「駅チカ」など、多くの特色がある施設でした。

長岡所長にお話を伺っていると、終始、柔軟でアットホームな雰囲気を感じました。民営化しているからこそなのでしょうか、所長の人柄なのでしょうか。

長岡所長のインタビューは別途掲載予定です。お楽しみに。

受付前の案内板

この記事を書いたライター

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Spotlite編集部

Spotlite編集部は、編集長で歩行訓練士の高橋を中心に、視覚障害当事者、同行援護従業者、障害福祉やマイノリティの分野に精通しているライター・編集者などが協力して運営しています。

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