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視覚障害者に配慮したバリアフリーとは。街中の事例を紹介

つつじが咲いている道を白杖の人が歩いている写真。

私たちが暮らす日常の中には、視覚障害者のバリアフリーのために、さまざまな工夫がなされています。この記事では、視覚障害者向けのバリアフリーの事例と、視覚障害者のためにできることを紹介します。

視覚障害とは

視覚障害とは、視力が弱かったり、視野が欠けていたりすることで、視覚でものを認識することが難しい、もしくはできない障害のことです。視覚障害には、視力のない全盲、わずかに視力や視野が残っている弱視があります。

詳細は以下の記事で解説しています。

参考:視覚障害者とは?法律の定義、人数、見え方、困ることを紹介 | Spotlite(内部リンク)

視覚障害者向けのバリアフリー例

ここでは視覚障害者向けのバリアフリーの事例と工夫を紹介します。

駅の音声案内装置。案内板には点字がついている。

駅のホームや改札口付近には、以下のような視覚障害者向けの設備があります。

  • 点字付きの音声案内
  • 点字運賃表
  • 自動券売機
  • 視覚障害者誘導用ブロック(点字ブロック)
  • 階段の手すりの点字
  • エレベーターのボタンの点字
  • 誘導チャイム
  • ホームドア

視覚障害者の電車の利用については、以下の記事も参考にしてください。

参考:視覚障害者が安全に電車を利用するために。注意点と声かけの方法を紹介|Spotlite(内部リンク)

歩道や道路

歩道や道路にもバリアフリー機能が備わっています。

歩道と横断歩道に、連続して点字ブロックが敷設されている写真。

点字ブロック

歩道には視覚障害者を誘導するための点字ブロックが敷設されています。

音声付きの信号機(音響信号機)

信号を渡る際には音声で信号機が赤か青かを知らせてくれる音声機能がついている場合があります。

参考:視覚障害者のための「音響式信号機」とは?音の違いや課題なども解説 | Spotlite(内部リンク)

スロープ

歩道橋や坂道などではスロープが設けられています。視覚障害者が利用することもあります。

商業施設

ここでは商業施設に備えられているバリアフリーを紹介します。

エレベーター

駅と同じようにボタンに点字表記がされていたり、行き先階などを音声で案内してくれるエレベーターがあります。

エスカレーター

弱視の方でも認識しやすように手すりに模様がついていたり、逆方向のエスカレーターに乗った際にブザーで教えてくれたりする機能がある場合もあります。

多目的トイレ

入り口を音声や誘導チャイムで知らせていたり、トイレの位置を点字で案内していたりします。

多目的トイレの操作ボタン。ガイドとなる突起や点字がついている。

バリアフリーな暮らしを実現するために

私たちが何気なく暮らしている街には、視覚障害者のバリアフリーのためにさまざまな工夫がありますが、知られていないものもたくさんあるのではないでしょうか。まず大切なのは、知ることです。

例えば、点字ブロックの必要性を知れば、点字ブロックを利用する視覚障害者のために、点字ブロックの上に自転車を止めたり、立ち止まって話をしないように注意することができます。また、視覚障害者が街なかでの移動に困ることを知れば、声をかけて、ちょっとした誘導をすることも可能です。お互いが心地よく生活するためには、、視覚障害者の暮らしについて知ることが重要です。

視覚障害者のために私たちができることは、以下の記事でも詳しく解説しています。

参考:すぐできる!視覚障害者のためにできること|声のかけ方と誘導方法 | Spotlite(内部リンク)

池のほとりで、ガイドヘルパーと白杖の人が談笑している。

最後に

視覚障害者向けのバリアフリーは、普段の暮らしのさまざまな場所にあります。一つひとつを知ることで、困っている視覚障害者をサポートしやすくなります。街中にあるバリアフリーの工夫を、少しだけ意識してみてはいかがでしょうか。

Spotliteでは、視覚障害者の外出時にガイドヘルパーを派遣する障害福祉サービス「同行援護」の事業所を運営しております。利用者、ヘルパーともに、若年層中心の活気ある事業所です。余暇活動を中心に、映画鑑賞やショッピング、スポーツ観戦など、幅広いご依頼に対応しています。お気軽にお問い合わせください。

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※ 当事務所は、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、および香川県に対応しています。

この記事を書いたライター

Spotlite編集部

Spotlite編集部は、編集長で歩行訓練士の高橋を中心に、視覚障害当事者、同行援護従業者、障害福祉やマイノリティの分野に精通しているライター・編集者などが協力して運営しています。

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