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お出かけ

世田谷区のおでかけスポット10選!視覚障害者の同行援護におすすめ

世田谷区のおすすめスポット10選のバナー。紅葉、桜などの画像をコラージュしている

美術館や劇場などの文化施設や歴史ある寺院、緑豊かな公園などが点在する世田谷区。視覚障害のある方も同行援護を活用しながら、雰囲気を楽しめるスポットが数多くあります。今回は、そんな世田谷区のおすすめおでかけスポットを10か所ご紹介します。


1. 豪徳寺

招き猫発祥の地とするいわれがあるお寺で、境内には大小さまざまな招き猫がずらりと並びます。彦根藩主・井伊家の江戸における菩提寺でもあり、井伊家ゆかりの文化財も多く所蔵しています。仏殿は1677年建立。木造建築と静かな雰囲気を感じながら、過ごすことができます。同行援護を利用して回れば、歴史や招き猫のいわれなどヘルパーに視覚情報をサポートしてもらうこともできます。四季の樹木や花も見どころですので、ぜひゆったりと散策してみてください。

  • 住所:東京都世田谷区豪徳寺2-24-7
  • アクセス:小田急線「豪徳寺駅」より徒歩約10分 / 東急世田谷線「宮の坂駅」より徒歩約5分
  • 公式サイト:豪徳寺(外部リンク)

2. 世田谷公園

噴水やミニSL、スポーツ施設を有する人気の公園で、子どもから大人まで幅広い世代が集まります。園内には小川や花壇などがあるのも魅力です。比較的フラットな地形で散策しやすいため、初めて訪れる方でも安心して過ごせます。園内には太平洋戦争の体験や記憶を伝える「せたがや未来の平和館」もあります。

  • 住所:東京都世田谷区池尻1-5-27
  • アクセス:東急田園都市線「池尻大橋駅」より徒歩約20分
  • 公式サイト(世田谷区):世田谷公園(外部リンク)
屋外の公園で、視覚障害者の男性一人と晴眼者の男性二人が、ハンバーガーを食べながら談笑している。

3. 砧公園・世田谷美術館

砧公園は、広大な芝生広場や林間エリア、バラ園、野鳥観察スポットなどがあり、のんびりと過ごせます。公園内の世田谷美術館では、1週間ほど前までに事前連絡をするとボランティアスタッフによる鑑賞ガイドを利用できます。公園で自然を満喫したあと、美術館でアート鑑賞を楽しむコースがおすすめです。

  • 住所:東京都世田谷区砧公園1(世田美術館は砧公園1-2)
  • 公式サイト(砧公園):砧公園(外部リンク)
  • 公式サイト(世田谷美術館):世田谷美術館(外部リンク)
  • アクセス:東急田園都市線「用賀駅」より徒歩約17分ほか

4. 本多劇場

下北沢を代表する小劇場のひとつで、席数約386席と、小劇場としては地域最大の規模です。多数の舞台作品が上演されていて、舞台と客席との距離が近く、一体感を味わいやすいのが特徴。周辺には本多劇場グループの小劇場が複数あります。観劇サポートの有無は公演により異なるので、事前に確認し、必要に応じて同行援護の利用も検討するのがおすすめです。

  • 住所:東京都世田谷区北沢2-10-15
  • 公式サイト:本多劇場(外部リンク)
  • アクセス:小田急線「下北沢駅」東口・京王井の頭線「下北沢駅」中央口より徒歩約3分

5. 世田谷パブリックシアター

舞台演劇や舞踊を中心に、幅広く上演する劇場です。三軒茶屋駅直結でアクセスのよさも魅力的。また、鑑賞サポートが充実しており、公演によっては音声ガイドや解説会を実施する場合もあります。公式のガイドが対応していない公演を鑑賞希望の場合は同行援護の利用もご検討ください。舞台公演以外に、定期的に劇場ツアーも実施しています。


6. 羽根木公園

北沢エリア最大の公園で、野球場やプレーパーク、茶室「日月庵」や梅林など多彩なエリアがあります。春先には梅まつりが開催され、期間中はガイドツアーをおこなっています。また、「五感でたのしむ梅林ガイドツアー」のサイトでは、視覚以外の感覚を使った梅林の楽しみ方の解説があり、地域のNPOとボランティア団体が作成した音声ガイドの音源を聴くこともできます。また、同行援護を活用して散策もおすすめです。梅のほかにも桜やイチョウなどが楽しめます。

公式動画:羽根木公園に遊びに行こうよ!
以下の画像をクリックすると、公式動画が再生されます。


7. 駒沢オリンピック公園

1964年東京オリンピックの第2会場として利用された歴史あるスポーツ公園です。陸上競技場や球技場、ジョギングコースが整備されていて、散策にも最適。段差が少なく、広々としたエリアが多いのも特徴で、季節ごとに花壇や緑が彩りを添えてくれる点も魅力です。ブラインドマラソンにチャレンジしてみたい方は、同行援護を利用してトライしてみるのもおすすめです。


8. 長谷川町子美術館

『サザエさん』の作者として知られる長谷川町子の作品や関連資料を展示する美術館です。サザエさんの原画やイラストなどが展示され、作品の世界観を身近に感じることができます。バリアフリー対応やガイド対応については事前に問い合わせをしておくと安心です。同行援護の利用もご検討ください。隣接する「長谷川町子記念館」も同じ入場券で鑑賞が可能です。

  • 住所:東京都世田谷区桜新町1-30-6
  • アクセス:東急田園都市線「桜新町駅」西口より徒歩約7分
  • 公式サイト長谷川町子美術館(外部リンク)
公園の地図見て位置を説明するガイドヘルパーと、それを聞く白杖を持った男性

9. 等々力渓谷公園

東京23区内で唯一の渓谷とされ、都内とは思えないほど豊かな自然が残る散策スポットです。緑のトンネルを歩きながら、水のせせらぎや鳥の声など、五感で楽しむことができます。園内には日本庭園や書院、芝生広場がある場所も。遊歩道は、渓谷内の舗装されていない道なので、凹凸や段差、滑りやすい箇所もあります。同行援護を利用して、ヘルパーと一緒に歩くのがおすすめです。

  • 住所:東京都世田谷区等々力1-22、2-37-38外
  • アクセス:東急大井町線「等々力駅」より徒歩約5分
  • 公式サイト(世田谷区):等々力渓谷公園(外部リンク)

公式動画:等々力渓谷公園〜23区唯一の渓谷〜
以下の画像をクリックすると、公式動画が再生されます。


10. 世田谷区立郷土資料館

昭和39年に東京都内最初の公立地域博物館として開館した施設で、世田谷区の歴史や文化に関する資料を多く展示しています。本館の建物の設計は建築家・前川國男氏によるものです。資料館は、世田谷代官屋敷の敷地内にあり、屋敷の大場家住宅主屋及び表門の二棟が、国指定重要文化財に指定されています。展示解説を同行援護ヘルパーにサポートしてもらうことで、地域の歴史を深く学べます。

  • 住所:東京都世田谷区世田谷1-29-18(代官屋敷敷地内)
  • アクセス:東急世田谷線「上町駅」より徒歩約5分
  • 公式サイト:世田谷区立郷土資料館(外部リンク)

公式動画(大場屋敷):「世田谷の歴史を感じてみませんか」~重要文化財「大場家住宅」~
以下の画像をクリックすると、公式動画が再生されます。

世田谷デジタルミュージアムのサイトでは、郷土資料館の所蔵品をはじめ、様々な文化財を動画で紹介しています。

文化財紹介動画 | 世田谷デジタルミュージアム(外部リンク)


さいごに

世田谷区には、歴史ある寺院や豊かな自然を感じられる公園、美術館や劇場といった文化施設など、多様なスポットが点在しています。視覚障害のある方も、それぞれの場所の雰囲気や音、香りを存分に楽しむことができます。また、同行援護を活用すれば、視覚情報を補うことができるのでぜひご検討ください。訪問前には各施設の公式サイトや問い合わせ窓口で最新情報を確認し、おでかけを楽しんでください。

もしほかにも「ここが良かった!」という世田谷区のおすすめスポットがありましたら、ぜひ情報をお寄せください!

記事内写真撮影:Spotlite
※記事内の写真はイメージです。紹介している「おでかけスポット」の写真ではありません。

Spotliteでは、視覚障害者の外出時にガイドヘルパーを派遣する障害福祉サービス「同行援護」の事業所を運営しております。利用者、ヘルパーともに、若年層中心の活気ある事業所です。余暇活動を中心に、映画鑑賞やショッピング、スポーツ観戦など、幅広いご依頼に対応しています。お気軽にお問い合わせください。
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この記事を書いたライター

Spotlite編集部

Spotlite編集部は、編集長で歩行訓練士の高橋を中心に、視覚障害当事者、同行援護従業者、障害福祉やマイノリティの分野に精通しているライター・編集者などが協力して運営しています。

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