背景を選択

文字サイズ

お知らせ

視覚障害者も遊べるどうぶつしょうぎのクラファン開催中!(2025年7月25日まで)

「デコどうぶつしょうぎ」完成品のイメージ写真。ゾウ、ニワトリ、ライオン、キリンのイラストのコマ。それぞれ違った位置にラインストーンがつけられている。

将棋が身近になる、デコどうぶつしょうぎがクラファン中!

現在、「どうぶつしょうぎをキラキラにデコって、視覚障害者も遊べる仕様にしたい!」というクラウドファンディングが開催中です。

参考:「どうぶつしょうぎ」をデコって、視覚障害者も遊べる仕様にしたい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)(外部リンク)

「どうぶつしょうぎ」は、将棋を簡略化して、ルールを親しみやすくしたゲームです。

コマはライオン、キリン、ゾウ、ひよこの4つのみ。コマが進める方向にはドットが描いてあり、かわいらしいキャラクターも魅力です。

将棋と比べてプレイ時間が短く、早ければ1分以内に終わることもあります。手軽に将棋の奥深さに親しめるとても素晴らしいゲームです。

このどうぶつしょうぎのコマをラインストーンでキラキラに飾り、触って分かる目印にします。また、ボードに面ファスナーを貼ることでコマをボードに固定できるようにします。こうした装飾で視覚障害者も遊べるようにしたのが「デコどうぶつしょうぎ」です。

コマの進める方向には大粒のラインストーンが、コマの前方には小さなラインストーンが貼られていて、視覚障害者が手で触ってコマの種類や向きと進める方向を把握できます。

また、デコ制作を就労支援施設が担当するため、彼らの支援にもつながる取り組みです。

点字や凸点対応だと、晴眼者にはあまりメリットがないのですが、キラキラ光るラインストーンなら、見ても楽しめて、より多くの人にメリットがありますね。

もちろん、制作者様、メーカー様など関係各者から了解を得て、応援されているプロジェクトです。

「どうぶつしょうぎ」のコマのデコイメージ画像。凹凸のあるラインストーンが貼られ、キラキラになっている。
(画像提供:株式会社ライズ&プレイ)

クラウドファンディングは2025年7月25日まで開催中です。

3000円の支援で、自宅にひとつ、デコどうぶつしょうぎが届きます。

会社ロゴが公開される法人向けのリターンもありますので、視覚障害者支援を行っている企業様は、ぜひご検討ください。

みんなの力でプロジェクトを達成させませんか。

そして子どもから大人まで、視覚障害に関係なく一緒に遊べる機会をもっと作っていきましょう。

ファーストゴールを達成したら、実際にみんなで遊ぶワークショップ開催に向けてのセカンドゴールも構想中のようですよ。

クラウドファンディングは以下のリンクから「どうぶつしょうぎ」をデコって、視覚障害者も遊べる仕様にしたい! – CAMPFIRE (キャンプファイヤー)(外部リンク)

ボードゲームをバリアフリーにする取り組み

視覚障害者が遊べるボードゲームはありますが、年間に新作が1000以上発売されていることを考えると、もっと多くのタイトルが遊べるようになるといいなと思います。

最近は、既存のゲームのバリアフリー版が発売されるようになりました。

ここではその代表的なものをご紹介します。

ラッキーナンバー デラックス&アクセス

「ラッキーナンバー」は、ボード上の4×4のマスに数字タイルをはめていき、最初に完成させた人の勝ちというゲームです。「デラックス&アクセス」は、数字タイルがエンボスになっている+点字がついているバリアフリー版です。

公式サイト:ラッキーナンバー デラックス&アクセス 日本語版|株式会社ケンビル(外部リンク)

ナインタイル プレミアム

お題と同じ図形になるように、自分のデザインタイルを並べ、一番早くできた人の勝ち。「プレミアム」は図形がエンボスになっていたり、色覚異常に配慮したカラーデザインとなっています。

公式サイト:ナインタイル プレミアム|オインクゲームズ(外部リンク)

ボードゲームの魅力

みんなでワイワイ楽しむものから、ウンウン頭を捻って遊ぶものまで、ボードゲームはさまざまなタイプがあります。

また、ボードゲームで遊ぶことにはさまざまな教育的効果があるといわれています。

まず基本的に2人以上で遊ぶため、コミュニケーション能力が養われます。ゲームに負ければ誰でも悔しいものですが、それを認めて受け入れる姿勢も必要です。ポイントを集計する計算力、戦略を立てる思考力なども養われるでしょう。

ぜひクラウドファンディングへのご支援をお願いいたします!

視覚障害者が、「デコどうぶつしょうぎ」の試作品をプレイしている様子。指先でコマの凹凸を確認している。
(写真提供:株式会社ライズ&プレイ)

執筆協力・アイキャッチ写真提供:株式会社ライズ&プレイ

この記事を書いたライター

Spotlite編集部

Spotlite編集部は、編集長で歩行訓練士の高橋を中心に、視覚障害当事者、同行援護従業者、障害福祉やマイノリティの分野に精通しているライター・編集者などが協力して運営しています。

他のおすすめ記事

この記事を書いたライター

この記事を書いたライター

Spotlite編集部

Spotlite編集部は、編集長で歩行訓練士の高橋を中心に、視覚障害当事者、同行援護従業者、障害福祉やマイノリティの分野に精通しているライター・編集者などが協力して運営しています。

他のおすすめ記事