スポットライト

言葉の地図「ことナビ」ができるまで。現地調査を体験レポート。

駅構内で現地調査をするボランティアさんの画像

今回は、東京都新宿区、高田馬場駅から徒歩5分のところにある日本点字図書館にお邪魔しました。入口入ってすぐ左にあるのが「わくわく用具ショップ」50年以上の歴史があり、約900の商品を取り扱う日本最大級の視覚障害者向け用具購買所です。定番商品から新商品まで、様々な機器や便利グッズを実際に体験したり購入でき、あっという間に時間が過ぎていきました。

視覚障がい者向けの「ファンケルメイクセミナー」

夏真っ盛りの8月8日(木)、東京都盲人福祉協会(東京都新宿区)で視覚障がい者を対象にしたファンケルメイクセミナーが行われました。 2時間の中で、スキンケアからアイカラーなど、様々なメイクのコツを知ることができるセミナーで…

言葉でナビをする。道案内の先にある「ことナビ」が目指す社会とは。

実際の地図の上に、ことばの道案内を開いたスマホを写している画像

皆さん、「最寄り駅から自宅までの道のりを言葉だけで説明してください」と言われればどのように説明しますか?地図や画像の理解が困難な視覚障害者などを対象に、ことばの地図を制作しているのが、認定NPO法人ことばの道案内(東京都新宿区)です。首都圏を中心とした全国の各施設や駅構内の言葉の地図をWebサイトやアプリで公開しています。今回は活動の概要を紹介するとともに、代表理事の市川浩明(いちかわ ひろあき)さんに大切にしている思いや利用者からの反響などを伺いました。

「視覚障害者のことを知っている人たちの輪が少しずつ大きくなれば。」山口凌河さん

対面で話をしている山口さんをアップで撮影した画像。

今回は、先日公開したコラム「視覚障害者の友達が、突然一人暮らしを始めました。」に登場した山口凌河(やまぐち りょうが)さんのインタビューです。 山口さんは障害者スポーツのゴールボールに取り組み、日本代表として2020年の東京パラリンピックで活躍が期待されています。盲学校での価値観が変わった出会いやゴールボールの魅力、これからの目標などを伺いました。

当事者に聞いてみた vol.1 「視覚障害者になんて声をかけたらいいの?」

点字ブロックの上を歩く視覚障害者に声をかけている晴眼者を足元のみ撮影した画像

こんにちは、高橋です。私は歩行訓練士として2年間福祉施設に勤務し、ガイドヘルパーの仕事をして1年経ちました。まだまだ経験値は少なすぎますが、座学だけでは分からなかった視覚障害者との率直な思いに触れることがあります。そんな中から、多くの人に知ってほしいと感じた生の声を不定期にお届けします。たった1名の意見を大々的に取り上げるのは乱暴かもしれませんが、偽りのない視覚障害者の声であることも確かです。正解はないと思いますので、「このように考えている視覚障害者もいる」という一意見としてご覧ください。1回目は、街中で白杖を持っている人を見かけた時の声のかけ方について聞いてみました。みなさんならなんと声をかけますか?

七沢自立支援ホーム

スタッフルームの受け付けの手前に七夕の飾りが映っている画像。

今回は、神奈川県厚木市の神奈川県総合リハビリテーションセンター内にある七沢自立支援ホームをご紹介します。眼科医や歩行訓練士、視能訓練士などの様々な専門職が連携し、多角的に視覚リハビリテーションを提供している施設です。2016年に改修された綺麗な設備と充実のサービス内容をご覧ください。

視覚障害者の友達が、突然一人暮らしを始めました。

山口りょうがくんの清掃前の部屋。机やふとんの上に色々なものが散乱している画像。

こんにちは、栃木隆宏(とちぎたかひろ)です。私は、国立障害者リハビリテーションセンター学院の視覚障害学科で歩行訓練士の資格を取るために勉強しています。私の友達に、山口凌河くん(愛称:りょうが)という視覚障害者の友達がいます。視覚障害者スポーツのゴールボールに取り組んでおり、日本代表の一員として活躍が期待されています。そんな彼は今年の3月、大学を卒業して社会人になりましたが、昨年の11月という微妙なタイミングで突然一人暮らしを始めました。迫力あるゴールボールのプレーからは想像できない日常と、心境の変化をお伝えします。

全盲の私が同じ街に10年住んで気づいた地域のチカラ

バーでバーテンダーと常連さんと一緒に記念撮影をするはじさん

こんにちは、寺西一です。(写真左から2人目)私は生まれつきのロービジョンで、14歳の時、完全に視力を失いました。盲学校を経て一般大学に進学。現在はNPO法人で働いています。そんな私は、今の街に住み始めて今年で10年目です。街の人と家族のように関わる中で気づいた地域のチカラについてお伝えしたいと思います。